中小企業向け!補助金最新情報まとめ【2024年度】

2023.11.19 08:00 AM By yamada

中小企業向け補助金の最新情報【2024年度】

令和6年度に向けての中小企業向け補助金の最新動向が、令和5年11月10日の閣議決定を通じて明らかになりました。

 この補正予算案は、中小企業の成長と持続可能な発展を目指し、多岐にわたる支援策を提供します。 

ここでは、特に注目すべき補助金の方向性に焦点を当て、その詳細を解説します。

大規模成長投資補助金

新設される「大規模成長投資補助金」は、中堅・中小企業の賃上げを目指す省力化投資や大規模な成長投資を促進するためのものです。

 予算は3,000億円(令和5年度は1,000億円)とされ、地域の雇用を支える企業が人手不足などの課題に対応し、成長を遂げるための支援を行います。 

この補助金は、特に地方の中小企業にとって重要な意味を持ち、新設工場や設備投資の推進に役立つと期待されています。

事業再構築補助金

「事業再構築補助金」は、中小企業の省力化投資を支援するために設けられています。

 この補助金は、総額5,000億円規模で、カタログから選べる汎用製品を用いた省力化投資を容易にすることを目的としています。

 従来の事業再構築補助金は、経済構造の転換に挑戦する事業者やコロナ債務を抱える事業者への支援を重点化していましたが、 新たな枠組みでは、より広範な中小企業が利用しやすい形になっています。

ものづくり補助金

中小企業生産性革命推進事業の一環として、ものづくり補助金が継続されます。 

この補助金は、中小企業や小規模事業者の生産性向上に寄与する設備投資、IT導入、販路開拓、事業承継などを支援するためのものです。 

予算は2,000億円とされ、これまでのものづくり補助金やIT導入補助金、小規模事業者持続化補助金などを含む広範な支援が期待されています。

補助金の方向性と期待

これらの補助金は、中小企業の賃上げ、人手不足対応、生産性向上といった現代の経済課題に対応するために設計されています。

 特に新しい「大規模成長投資補助金」は、大型の予算規模と新しいアプローチで、多くの中小企業にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

 また、事業再構築補助金の省力化投資への焦点は、労働力不足に直面する多くの企業にとって重要な支援となります。

まとめ

2024年度の中小企業向け補助金は、新しい課題に対応し、企業の成長と持続可能な発展を支援するための重要なステップです。 

これらの補助金は、中小企業が直面する多様な課題に対応し、新たな成長の機会を提供することで、 日本経済全体の活性化に寄与することが期待されます。 国会審議を経て、詳細が固まることを待ち、新しい補助金の詳細に注目していくことが重要です。