【設備投資に活用できる】業務改善助成金をわかりやすく解説します【賃上げも必須です】

2024.06.10 01:53 AM By yamada


1. 業務改善助成金の概要

業務改善助成金とは、設備投資と賃上げを行う中小企業に対して支給される助成金です。従業員の賃金を最低賃金プラス50円以内で30円から990円引き上げると、設備投資の一部を助成してもらえます。

2. 助成対象の設備

助成金の対象となる設備は、生産性向上や労働負担軽減に直結するものです。例として、以下のような設備があります:

  • クラウド経理システム
  • 生産管理システム
  • 接客業でのレジや自動釣り銭機
  • 食品製造業での業務用冷蔵庫や製氷機
  • 美容業での業務用洗濯機
  • 介護業での電動式ベッド

パソコンなど汎用性の高いものや計画提出前に購入されたものは対象外です。

3. 助成金の受給要件と金額

基本的な助成率は75%ですが、事業所内の最低賃金が低い企業では助成率が80%から90%に引き上げられます。助成金の上限は、労働者の賃金引き上げ額と人数によって変わります。

4. 申請手続きとスケジュール

助成金を受け取るためには、設備購入と賃上げ計画を提出し、承認を受ける必要があります。承認後に事業を実施し、実施後1ヶ月以内に実績報告を行います。その後、助成金が支給されます。

5. 重要な注意点

  • 計画提出前に購入した設備は助成の対象外です。
  • 会社都合の退職者が発生すると助成金の対象外になる場合があります。
  • 令和6年度の申請締め切りは2024年12月27日ですので、早めの申請をお勧めします。

以上で業務改善助成金の説明を終わります。設備投資をご検討の中小企業はお早めに申請をご検討ください。