【IT導入補助金】最大100万円!補助金ももらえるセキュリティ対策推進枠とは?

2024.10.01 06:00 PM By サイト運営


こんにちは、今回は、ビジネスのセキュリティ対策を強化するために非常に有効な「IT導入補助金」の「セキュリティ対策推進枠」について、詳しく解説していきます。
この補助金制度を活用すれば、セキュリティ対策の費用を大幅に削減できるうえ、他の補助金の申請時に加点がもらえるというメリットも得られます。

サイバーセキュリティの重要性がますます高まる中で、この補助金を利用してビジネスを守るための対策を講じる絶好のチャンスです。

セキュリティ対策推進枠とは?

「セキュリティ対策推進枠」は、近年増加しているサイバー攻撃に対応するために、企業がセキュリティ対策を強化するための費用を支援するものです。
企業のITインフラが複雑化する中で、サイバー攻撃のリスクも高まっています。
特に中小企業において、こうしたリスクを軽視してしまうと、事業の継続自体が危険にさらされることもあります。
この推進枠を利用することで、サイバーセキュリティの強化に必要な費用を大幅に抑えつつ、安心してビジネスを運営する環境を整えられます。

具体的には、ネットワークや端末を守るためのセキュリティツールの導入費用や、それらのサービス利用料に対して補助金が提供されます。
補助率は1/2で、5万円以上100万円以下の範囲で補助が受けられるため、最大で投資額の半分が戻ってくることになります。
例えば、10万円のセキュリティシステムを導入すれば、その半額である5万円が補助金として支給され、200万円のシステムなら100万円が補助されます。

どのようなセキュリティ対策が補助の対象になる?

セキュリティ対策推進枠の対象となるのは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表している「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているサービスです。
このリストには、サイバー攻撃に対する対策を強化するために効果的なツールやサービスが多数含まれています。
企業はこのリストから、自社のニーズに合ったサービスを選び、補助金を活用して導入できます。

主なセキュリティ対策として、以下のようなものがあります。

  • 端末監視型サービス: 社員が使用するPCやタブレットなど、端末の異常な動きを監視し、不正アクセスやマルウェア感染を検知します。これにより、セキュリティリスクを早期に発見し、対策を講じることができます。
  • ネットワーク監視型サービス: 企業のネットワーク全体を監視し、外部からの不正なアクセスやサイバー攻撃を防ぎます。ネットワークに流れるデータの安全性を高め、重要なビジネス情報の流出を防ぐことが可能です。
  • 併用型サービス: 端末とネットワークの両方を監視することで、企業全体のセキュリティ体制を強化します。特にセキュリティに厳しい環境を求める企業におすすめです。

セキュリティ対策が他の補助金申請にも役立つ

セキュリティ対策推進枠の大きなメリットの一つは、他の補助金申請時に加点がもらえることです。
例えば、ものづくり補助金の申請時に、この推進枠を利用してセキュリティ対策を強化していると、審査時にプラス評価が得られます。
加点があることで、ものづくり補助金の採択率が高まるため、結果的に他の補助金でも有利に働く可能性が高くなります。

実際に、ものづくり補助金では「サイバーセキュリティお助け隊」のサービスを導入している企業が加点対象となっています。
このように、セキュリティ対策推進枠を活用して先にIT導入補助金を取得し、その後にものづくり補助金を申請するという流れで、2つの補助金をうまく組み合わせることができるのです。

実際の導入事例と選び方

セキュリティ対策を導入する際は、自社のITインフラや業務形態に合ったサービスを選ぶことが重要です。
例えば、社内で多くの端末を管理している企業であれば「端末監視型」が適していますし、広域にわたるネットワークを管理している企業には「ネットワーク監視型」がおすすめです。
また、両方を併用して包括的にセキュリティを強化したい場合は「併用型」のサービスが有効です。

さらに、導入の際には、費用だけでなくサービス内容も比較検討することがポイントです。
安価なサービスを選ぶのか、機能性を重視するのか、企業ごとにニーズが異なるため、導入を検討しているサービス提供企業に直接問い合わせて詳しく話を聞くこともおすすめします。

今後の補助金申請スケジュール

IT導入補助金の申請は、10/15締切の申請回が最後となっています。
今回紹介した「セキュリティ対策推進枠」も、申請のチャンスがあります。申請の締切時期が迫ってきているので、早めに準備を進めることが肝心です。
また、ものづくり補助金の公募は、令和5年度補正予算に基づくものづくり補助金の公募は終了しておりますので、来年度以降の公募の発表をお待ちください。

まとめ

セキュリティ対策推進枠を利用することで、サイバー攻撃から企業を守るセキュリティ体制を強化しながら、他の補助金の申請でも有利になるというメリットがあります。
特に中小企業や小規模事業者にとって、この補助金制度を活用して、少ないコストで強力なセキュリティ対策を導入することは非常に価値のある投資です。
今後のビジネスの持続的な成長に向けて、ぜひこの機会を逃さずに、IT導入補助金のセキュリティ対策推進枠を活用してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!